四十肩 薬

 

四十肩が疑われるときは

 

四十肩というのは、よくあるものではありますが、実際には関節炎ですから、しっかり対応する必要があります。放置しておいても良くなる場合もありますが、場合によっては他の疾患が原因になっていることもありますので注意しなくてなりません。自己診断で四十肩だと決め付けていたものの、実はリウマチだったということもあります。正しい診断のもとで治療方針を決定しないと、かえってトラブルが大きくなりますので気をつけてください。

 

四十肩になった場合には、まずは整形外科を受診します。多くの場合はそれで大丈夫ですが、原因によっては他の科を案内されることもあります。四十肩は間違った情報が流通していることも多く、同じような症状だとしても原因によって治療方法が全く違ってきます。温めることが良いと言う人もいますが、原因によっては回復を早めるどころか、命の危険にさらされるケースもあります。

 

肩凝りと異なる痛みを感じた場合には、まずは医師に相談して指示に従うようにしましょう。腕を振ってみた際に、動作の最後に痛みがあるようなら四十肩、という見方が一般的です。すぐに病院に行けない場合は、まずは安静にするようにしましょう。負担をかけないように、サポーターやテーピングなどで補助するのも有効です。痛みが治まっても、トラブルが解決・改善しているとは限りませんから、負担の少なくなっているうちに整形外科を受診しましょう。

 

四十肩に磁気治療は効果がある?

 

四十肩・五十肩に対して、疲れや筋肉疲労の回復の定番、ピップエレキバンは効果があるのでしょうか。あくまでこれは商品名ですから、正確には磁気治療と言うべきでしょうか。こういったものがどの程度効果があるのでしょうか。これらは基本的に筋肉などに微細な刺激を与えることによって、筋肉の緊張をほぐしたり、血行を促進して回復を促すためのものです。

 

四十肩の痛みの根本は関節部分の炎症にありますから、この磁気治療によって効果があるかと言えばおそらくありません。ただし、四十肩になると、その関節を気遣ってその周辺の筋肉などには負担がかかっており、それらの筋肉の疲れを和らげるためには効果があると考えられます。ですから、全く効果が無いとは言えません。体は繋がっているのです。

 

最初は肩関節だけにトラブルの原因があっても、徐々に症状が拡大し、いろいろな場所にダメージが出るようになります。肩のあたりには多くの筋肉が関係しているので、関節の痛みから多くの部分が疲労を感じやすくなります。そのため、関係する筋肉の疲労回復に効果がある治療法として覚えておくと良いでしょう。

 

ただし、四十肩そのものへの治療効果をあまり期待してもいけませんから、患部に直接貼り付けるようなことは避けておいた方が良いと思います。炎症部分を刺激して、悪影響をもたらす可能性もあります。こういった磁気による治療を促すものは、基本的にケガ(損傷)をしている部分には使うものではありません。四十肩は筋肉の疲れや痛みではなく、損傷ですので注意してください。

 

四十肩の温熱療法に注意

 

四十肩の治療には温熱療法が有効と言われていますが、必ずしも四十肩なら温熱療法が良いということでありません。四十肩には症状が強くなっていく急性期と、症状が安定して回復に向かう時期がありますが、急性期の時期には温熱療法によって炎症が重症化する可能性があるため避けておいた方が無難です。

 

炎症を起こしている場合には、基本的には冷やすことが正しい対応となりますので、間違いのないように注意しましょう。急性期の治療では、炎症による痛みをとることが中心になります。そのため、肩の稼動域自体が衰えることもあります。そのため、急性期が過ぎたら、今度は温めながら少しずつ動かす温熱治療、運動療法を利用していきながらリハビリを始める必要があります。

 

適切なタイミングで適切な治療をすることが、四十肩の治療には有効です。ただし、その適切な治療のためのタイミングの判断が素人には難しいものです。症状の状態などをきちんと把握することや、リハビリに最適な動作をきちんと知らないといけません。症状にもよりますが、大きな症状であったほどしっかり医療機関へ行って検査やリハビリをしてもらったほうが良いでしょう。

 

温熱療法や運動療法というのは自宅でも独学でできるものではありますが、あくまでケガの状態の診断は自分では難しいものと考えて、医療機関は利用しておく方が良いでしょう。診断が出た上での自力でのトレーニング・治療だと心得てください。

 

四十肩の仕組みと予防

 

四十肩というのはまだまだその原因がはっきりしている病気ではありません。ただし、どのような原因で痛みが生じているのか、動作に支障が出ているのかはわかっています。簡単に言えば、肩の間接に関わる筋肉や腱が炎症を起こしている状態が四十肩で、正しくは肩関節周囲炎と言うように言います。

 

炎症が起こっている原因についてハッキリしているわけではないのですが、大きくは「使い過ぎ」もしくは「使わなさ過ぎ」によって生じていると考えられています。使いすぎというのは、たとえば野球肩と言われるようなものから始まり、毎日の生活の中でのちょっとした運動動作の積み重ねもあるとされています。

 

使わなさ過ぎは、運動不足や普段から肩を動かす機会が少なすぎるのが原因ではと言われています。現代人特有の生活スタイルで、冷房や冷えが原因で血流が悪くなり、そのために炎症が起こりやすくなっているとも言われます。ですから基本的には、肩を適度に動かすようにし、血行を保つようにすることが四十肩の予防のためには効果的と考えられるのです。

 

四十肩・肩関節周囲炎によって生命の危険が生じることはありませんが、日常生活にも支障が出ることは避けられません。また、回復したと思っても運動障害が残るケースもありますし、再発もしやすいので注意しましょう。簡単なストレッチや運動で予防できますから、普段からそういったリスクを考えて運動を日常生活に取り入れましょう。

 

四十肩に良いサポーター選び

 

四十肩になってしまった場合には、肩の負担を減らし、回復を早めるためにサポーターを使うのが良いと言われています。サポーターというのは、文字通りサポートするのが目的です。筋肉を適度に締め付けたり、また特定の方向にサポーターを通して引っ張ることによって一部の動作を抑制したり、逆に補助したりすることによって負傷部分の負担を減らすことを可能にします。

 

最近のサポーターには、そういった運動補助の昨日だけでなく、回復を促すための機能性を追加したものも多く見られます。温熱タイプや保温タイプといったものです。四十肩用であれば、備長炭肩保温サポーターや、チタン肩サポーターといった、保温効果のあるタイプを選ぶのが良いでしょう。温めることによって血流を促進し、効果的な回復を促してくれる効果があります。

 

しかしながら、急性期と呼ばれる、四十肩に成り立ての痛みが強い時期にはむしろ逆効果です。四十肩の痛みというのは炎症の痛みなので、温めることによってかえって炎症が悪化してしまう可能性が高いです。痛みが落ち着くまでは、安静にしておきましょう。

 

四十肩が慢性的になってきた、痛みが悪化はしなくなったタイミングからがサポーターの出番です。サポーターでできることは、あくまで治癒の促進と痛みの緩和です。サポーターをつけたけど、全然治らないというのは、そもそもの原因が違っていたり、治療を目的にしているからで、サポーターの機能と関係がありません。